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リミックスポイント、役員報酬を全額ビットコインで支払いへ

リミックスポイント、役員報酬を全額ビットコインで支払いへ

CryptoNewsCryptoNews2025/07/09 06:45
著者:CryptoNews

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エネルギー関連事業などを手掛ける株式会社リミックスポイントは14日、代表取締役CEOと代表取締役社長の報酬を、全額ビットコイン(BTC)で支払うことを 決定した 。

この取り組みは、株主との経済的利害の一致を図るとともに、昨今の円安進行に対するヘッジを目的としている。

株主との利害一致と円安への備え

今回の決定の背景には、主に二つの目的がある。一つは、経営陣の報酬を同社が事業として手掛ける 暗号資産(仮想通貨) であるビットコインと連動させることで、株主との利害をより強く一致させることだ。

リミックスポイントは子会社を通じて仮想通貨交換業を営んでおり、自社の事業領域への深いコミットメントを示す狙いがある。経営陣が自ら ビットコイン を保有することで、仮想通貨事業の成長と企業価値向上へのインセンティブがより高まる。

もう一つの目的は、円安に対するヘッジである。世界的な金融情勢の中で円の価値が下落する傾向にある中、国際的な価値を持つビットコインを報酬とすることで、資産価値の目減りを防ぐ狙いがある。
これは、法定通貨の価値変動リスクに対する先進的な対策の一つと位置づけられる。

企業戦略としての仮想通貨活用

リミックスポイントは、エネルギー事業を主力としながら、子会社の株式会社ビットポイントジャパンを通じて仮想通貨交換サービスを提供している。

今回の役員報酬のビットコイン払いは、同社の事業ポートフォリオと密接に関連した動きだ。企業として仮想通貨の将来性を見込み、その活用を積極的に推進する姿勢を内外に示すものといえる。

日本国内では、2023年4月に給与をデジタルマネーで支払う「給与のデジタル払い」が解禁された。今回のリミックスポイントの取り組みは、その流れをさらに一歩進め、企業の根幹である役員報酬に仮想通貨を導入する点で注目される。

国内外では、メタプラネット社や米ストラテジー社などが積極的にビットコインを企業の準備資産として購入しているが、役員報酬に全面導入する事例はまだ少ない。

今後の展望と課題

企業が資産としてビットコインを保有する動きは世界的に広がりつつある。リミックスポイントの決定は、他の日本企業が仮想通貨を資産形成や報酬体系に組み込む際の試金石となる可能性がある。

一方で、ビットコインをはじめとする仮想通貨は価格変動(ボラティリティ)が大きいという特性も持つ。報酬の価値が市場動向によって大きく変動するリスクは、今後考慮すべき課題となるだろう。

また、報酬として受け取った仮想通貨を売却して利益が出た場合の 仮想通貨税金 についても、事前に確認しておく必要がある。

今回のリミックスポイントの先進的な取り組みは、日本企業における仮想通貨活用の新たな可能性を提示した。この動きが他の企業にどのような影響を与え、日本のビジネスシーンにおける仮想通貨の位置づけをどう変えていくか、今後の動向が注目される。

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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