日本のAplus、クレジットカードポイントでXRP、BTC、ETHへ交換可能に

Aplusカード会員はクレジットカードポイントでXRP、BTC、ETHへ交換可能に

SBI新生銀行グループの信販会社 Aplus （アプラス）のカード会員は、本日2025年7月21日（月曜日）よりポイントをリップル（Ripple/XRP）、ビットコイン（Ethereum/ETH）、イーサリアム（Ethereum/ETH）に 交換できる ようになった。

Aplusの会員は、同社の更新されたロイヤリティープログラムによると、リワードポイントをXRP、ビットコイン、またはイーサリアムに交換できるようになった。これにより、Aplusは、従来の現金、商品券、航空マイルに加え、仮想通貨への直接交換を提供する国内初の主要リワードシステムとなる。

この動きは、日本での仮想通貨普及に向けた一歩となると期待されている。このプログラムは、2100APLUSポイントは仮想通貨でわずか2000円に相当。基本的に、このプログラムは日々の支出と仮想通貨の所有権を直接結び付け、ユーザーが自腹で投資する必要はない。規模は小さいものの、この取り組みは日本企業における仮想通貨支持の高まりを浮き彫りにし、将来の規制変更に影響を与える可能性がある。

支出に応じたポイント獲得と利用額に応じたボーナスも獲得

Aplusクレジットカードで200円使うごとに1ポイントが貯まり、1カ月で50,000円以上使うと、ボーナスレートとして0.5%のポイントが加算され、獲得したポイントは2年間有効となっている。

仮想通貨との連携により、ポイントの活用方法に新たな選択肢が加わり、これまで仮想通貨に触れたことのないユーザーにとって大きな可能性を秘めている。ブロックチェーンを学んだり、専用のウォレットを開設したり、仮想通貨を直接購入したりする必要はなく、普段通りに利用し、ポイントを獲得し、準備ができたら交換するのみとなっている。

仮想通貨は現金ではなくポイントで獲得できるが、監視体制が整わないわけではない。ユーザーは依然として、納税義務を含む日本の仮想通貨に関する規制の対象となる。ポイントをビットコインに交換し、売却前にビットコインの価値が上昇したとしても、日本の法律では納税義務が発生することから、十分に注意しなければならない。これは、ユーザー本人が資産をSBI VC Tradeに保管するか、個人ウォレットに移す必要があり、仮想通貨の保管と安全性の確保は、完全にユーザー責任だ。

現段階では不明な部分も

現時点で毎月暗号資産を引き出せるのか、上限があるのかは不明で、これがシステムの長期的な利用量に影響を与える事が予想されている。

SBI VCトレードのシニアマネージャー、小林誠氏は、このプログラムの目標は、これまで仮想通貨を保有したことのない人にとって、安全でシンプルな入門を提供することだと説明し、次のように述べている。

ポイントを利用することで、現金をリスクにさらしたり、取引所を利用せずに、それが可能になります。

多くの日本企業は仮想通貨に多額の投資を行っており、この現象は仮想通貨規制の緩和につながる可能性もあるものの、Aplusはまだ完全なガイドラインを発表しておらず、それが疑問となっている。ユーザーは、毎月換金できるのか、最低残高はあるのか、あるいは選択した仮想通貨によって何か変わるのかを知りたいと願っている。