8月第1週の仮想通貨ニュース｜米トランプ政権が報告書公開など

2025年8月第1週の暗号資産（仮想通貨）市場では、米トランプ政権が仮想通貨報告書を公開やメタプラネットのビットコイン（BTC）追加購入、ソラナ（SOL）の共同創業者の発言に物議などのニュースに注目が集まった。

仮想通貨市場の時価総額においては、過去7日間で-5.61下落し、約3兆7,200億ドルの規模となっている。

本記事では、このような市況下で起こった仮想通貨ニュースを特集する。

米ホワイトハウス「仮想通貨政策報告書」を発表、規制明確化へ

トランプ政権の仮想通貨作業部会は、規制の明確化とイノベーション促進を目指す包括的な戦略レポートを公開した。SECとCFTCの連携強化、セーフハーバーや規制サンドボックスの導入を提言し、DeFi技術の主流化を支援。ステーブルコインを支持し、CBDCには反対姿勢を明確化、法案「GENIUS Act」「Clarity Act」の可決を求める。

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ビットコイン、パウエル議長の発言受け一時11万7000ドル割れ

パウエルFRB議長のタカ派発言を受け、ビットコインは一時11万7000ドルを下回る急落を記録。ホワイトハウスの仮想通貨政策報告書への警戒感も市場の不安心理を増幅、清算額は7億ドル超。アジア時間での反発やイーサリアムの出金急増から、市場内での資金再配分が進行中と推測される。

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メタプラネット、ビットコイン追加購入｜世界7位の保有企業に

東証上場のメタプラネットが780BTCを追加購入、総保有量17,132BTCで世界7位の仮想通貨保有企業になった。2024年4月からビットコイン蓄積戦略を強化、現在の市場価値約20億ドル、平均取得価格は10万1,030ドル。2025年第2四半期でビットコイン関連事業の収益が42.4%増、アジア最大のビットコイン保有企業として影響力拡大させている。

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レイ・ダリオ氏、米債務危機に警鐘｜BTCと金へ15%配分推奨

レイ・ダリオ氏は、米債務危機へのヘッジとして、ポートフォリオの15%をビットコインと金に配分することを推奨した。米連邦債務がGDP比125%に達し、財政持続可能性に懸念、ビットコインと金が価値保存手段として有効。ビットコインの供給量や取引有用性を評価するも、プライバシーや規制の課題が準備通貨化の制約になっている。

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イーサリアム、8,000ドル超えの期待｜世界的な金融緩和が影響

仮想通貨アナリストのテッド・ピローズ氏は、イーサリアムの適正価格を8,000ドル以上と予測した。世界的な金融緩和と機関投資家の需要増が背景にある。イーサリアムETFに7億ドル超の資金流入、170の大口アドレス追加で市場の強気シグナルが顕著。その他にも、テクニカル分析で下降トレンドラインを突破し、2025年後半には10,000ドル到達の可能性も囁かれている。

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リップル、SwellにナスダックCEOを招待｜伝統金融との連携強化

リップル社は、年次カンファレンスSwellにナスダックCEOアデナ・フリードマンを招待する。11月4-5日にNYで開催、デジタル資産やトークン化など実用化に焦点を当てた議論を展開。BNYメロンやブラックロックなど大手金融機関の参加予定、仮想通貨と伝統金融の橋渡しを加速する。

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ソラナ共同創設者、「ミームコインは無価値」と発言で物議

ソラナのアナトリー・ヤコヴェンコ共同創設者は、ミームコインとNFTを「本質的な価値がない」と批判し、議論を呼んだ。ソラナのdApp収益の62%がミームコイン由来、2024年で110万トークン発行、市場規模155億ドルに急騰。コミュニティはミームコインがユーザー獲得の原動力と反発、ソラナの技術的優位性と投機的市場の緊張浮き彫りとなった。

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PayPay、ポイント運用に「イーサリアムコース」登場

PayPayは、ポイント運用サービスにイーサリアムコースを導入。イーサリアムの市場価格に連動、ユーザーの学習機会を提供、キャンペーンで最大1,000ポイント付与。仮想通貨普及戦略の一環、ステーキングなどイーサリアムの機能を通じ、ブロックチェーン技術の主流化を推進する。

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