バミューダのフィンテック業界、ステーブルコイン協会を設立

バミューダでフィンテック業界を中心にステーブルコイン協会が設立される

バミューダのデジタル金融の専門家、規制当局、政府関係者が、デビッド・バート首相とApex Groupピーター・ヒューズ（Peter Hughes）CEO（最高経営責任者）らを中心に、バミューダ・ステーブルコイン協会の設立と最初の公式会合を主催した。

設立パートナーには、バミューダで事業を展開する世界有数のデジタル資産関連企業が含まれており、この会合で協会は正式に発足し、参加者は、ステーブルコインの普及と制度的標準設定を支援する、業界主導の協調的なフォーラムとしての役割を担うことで合意した。同協会の初期ワーキンググループでは、コンプライアンス、技術標準、政策への関与、そして一般教育に焦点を当てることが提案された。

同国政府によると、これらの取り組みは、政府、BMA（バミューダ金融庁）、業界関係者が継続的に協力。デジタル金融の将来について合意することで、規制対象デジタル資産とステーブルコインのイノベーションにおけるバミューダのリーダーとしての地位を強化するものとなった。今回の発表に際してデイビッド・バート（David Burt）首相兼財務大臣は、次のように述べている。

デジタル金融円卓会議での議論は、デジタル金融とイノベーションの最前線におけるバミューダの地位をさらに強化するものです。バミューダのベンダーや企業がデジタル経済へのアクセスを確保し、グローバルなデジタル市場でシームレスに事業を展開できるようにするための鍵となり、私たちの継続的な取り組みは、デジタル金融がもたらす機会を活用し、国際的な競争力を高め、将来の世代の繁栄を確保することで、バミューダが21世紀に繁栄するための準備を整えています。

バミューダをデジタル資産ハブとして位置付けるため

Apex Groupのピーター・ヒューズ（Peter Hughes）創設者兼CEOは、バミューダがデジタル金融の世界的リーダーであるのは、独自の協調精神によるものだと主張している。

政府の声明は、会合は、バミューダの責任あるイノベーションと協調的なガバナンスへのコミットメントを確認するものとなっており、デジタル金融の取り組みを推進し、バミューダを世界的に認知される規制対象デジタル資産のハブとして位置付けるため、引き続き民間セクターおよび規制当局と緊密に協力していくと述べている。