主なポイント：
古典的なBTC価格チャートパターンが、今回のサイクルで17万ドルから36万ドルの価格帯を視野に入れている。
機関投資家の需要が回復し、現物ビットコインETFが過去2ヶ月で最大の流入を記録した。
アナリストによると、ビットコイン（BTC）の価格動向は週足チャートで2つの逆三尊パターンを描いており、BTCの「スーパーサイクル点火」による36万ドルへの上昇を示唆している。
BTC価格のテクニカル分析は36万ドルを視野に入れる
逆三尊（IH&S）パターンは、3つの谷を形成する強気のチャートパターンである。中央の「ヘッド」と呼ばれる谷が最も低く、両側の「ショルダー」と呼ばれる谷はそれよりも高い。テクニカルなルールとして、このパターンのネックラインを上抜けると、その後は放物線を描くような価格上昇が続くことが多い。
ビットコインの週足チャートには、以下の図に示すように2つのIH&Sパターンが見られる。1つ目は、2024年11月から形成された小さなパターンで、価格が11万2000ドルのネックラインを上抜けた7月に完了した。この水準からの最近のリバウンドは、このパターンが機能していることを示唆している。
このパターンの測定目標（ネックラインに高さを加えたもの）は17万ドル、現在の水準から49%の上昇となる。
2つ目は、2021年3月から形成されているより大きなIH&Sパターンであり、資産にとってさらに高い目標を予測している。
2024年11月、米大統領選後のラリーでビットコインは7万3000ドル付近のネックラインを上抜き、BTC価格は初めて10万ドルを超えた。
ビットコインが4月に7万4400ドルまで下落した際、この水準を再テストしてブレイクアウトを確定させた。このパターンがまだ有効であることから、BTC価格は測定目標である36万ドルへ上昇トレンドを続ける可能性があり、現在の水準から217%の上昇となる。
「夢のようなビットコインの逆三尊パターンが、今や2つになった」と、アナリストのメルリン・ザ・トレーダーは水曜日のX投稿で述べ、さらにこう続けた。
「これは単なるパターンではない。スーパーサイクルの点火だ」
コインテレグラフが報じたように、4時間足チャートの同様のパターンは、強気派が11万3000ドルを維持している限り、ビットコイン価格の短期目標として12万ドルを予測している。
ビットコインへの機関投資家の需要が回復
ビットコインがさらに上昇する可能性は、現物ビットコイン上場投資信託（ETF）への資金流入の回復によって裏付けられている。
SoSoValueのデータによると、これらの投資商品は月曜日から水曜日までの3日間連続で資金流入を記録し、合計11億5000万ドルに達した。
水曜日に記録された7億5200万ドルの流入は、7月中旬以降で最高となり、機関投資家の需要が回復していることを示している。
市場インテリジェンス企業サンティメントは水曜日のX投稿で、「個人投資家がせっかちに暗号資産から手を引く中、資金は急速にビットコインETFに戻っている」と述べ、さらにこう付け加えた。
「これまでの暗号資産のラリーは、このような流入の急増によって後押しされてきた」
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント！【PR】
