ETF承認の期待感の中でXRP価格が急騰する可能性がある主な3つの理由

XRP ETFの承認が間近に迫っているものの、政府のシャットダウンにより遅れる可能性があり、すべての注目がXRPの価格に集まっています。ここでは、近い将来XRPを押し上げる可能性のある主要な要因を紹介します。

10月はRipple（XRP）にとって画期的な月となるはずでした。米国証券取引委員会（SEC）は、10月18日から25日の間に複数のXRP ETF申請について決定を下す予定でした。Grayscale、Bitwise、21Sharesなどの大手発行体が、現物型および先物型XRPファンドの申請を保留中です。

しかし、10月1日に始まった米国政府のシャットダウンにより、これらの計画は保留となっています。SECは最小限のスタッフで運営されており、暗号資産ETFを含む重要でない審査や承認は事実上凍結されています。これらのETFは1933年証券法の下で申請されているため、開始にはSECの直接的な承認が必要です。1940年法の下のプロダクトとは異なり、審査期間が経過しても現物ETFは明確な承認がなければ進めません。

SECからETF申請に関する公式なアップデートはなく、機関が依然として停止しているため、10月下旬の締切は象徴的なものにすぎなくなっています。発行体はシャットダウン終了後すぐに動く準備ができているかもしれませんが、それまでは不確実性がXRP価格のボラティリティを煽り続けます。

SECがETF決定を再開した際にXRP価格が急騰する可能性がある理由

一時的な規制の停止にもかかわらず、現物XRP ETFの承認はXRP価格にとって大きな起爆剤となる可能性があります。SECが活動を再開しETFの決定が再び議題に上がった際に、XRPが急騰する可能性がある3つの理由を紹介します：

1) 企業の財務戦略の拡大 – 115億ドル以上に成長

公開企業は財務戦略の一環としてXRPを採用するケースが増えています。SBI Holdings、Reliance Global Group、Gumi Inc.、Trident Digitalなどの大手企業が準備金を拡大したことで、XRPの企業財務保有額は最近115億ドルを突破しました。より多くの企業が財務にXRPを加えることで、供給吸収と需要の高まりが持続的なXRP価格上昇の強力な原動力となる可能性があります。

2) グローバルパートナーシップと機関リーチの強化

Rippleは、XRPの実世界でのユーティリティを強化するインパクトの大きいパートナーシップを通じて、その存在感を拡大し続けています。同社は最近、Bahrain Fintech Bayとの戦略的パートナーシップを発表し、中東全域でのブロックチェーンイノベーション、トークン化パイロット、RLUSDステーブルコイン統合の推進を目指しています。それ以前には、グローバルにクロスボーダー決済ソリューションを提供する大手フィンテック企業Thunesとも提携しました。

3) テクニカルが強気転換の可能性を示唆

最近の市場の混乱にもかかわらず、XRPの価格チャートは強気転換の兆しを見せています。crypto.newsが10月8日に報じたように、XRP価格は下降トライアングルパターンを形成しており、これを上方にブレイクすれば最大37%のラリーが発生し、3.90～4.00ドルのゾーンを目指す可能性があります。モメンタム指標であるMACDとRSIは中立圏付近で安定しており、売り圧力が弱まっていることを示唆しています。