Ripple、SPACを通じて10億ドル相当のXRPトレジャリーを目指す：報道　RippleがGTreasuryを買収

Ripple Labsは、デジタル資産トレジャリーを設立し、XRPの蓄積戦略に資金を提供するために、少なくとも10億ドルの資金調達を目指していると報じられています。

事情に詳しい関係者がBloombergに語ったところによると、この資金調達は特別買収目的会社（SPAC）を通じて実施され、Rippleは現在保有している47.4億XRPトークンの一部を拠出する予定です。

ご存じない方のために説明すると、SPACとは、従来の事業会社と合併して上場するのではなく、新規株式公開（IPO）で資本を調達するために設立された上場済みのペーパーカンパニーです。デジタル資産トレジャリーを目指す暗号資産企業を含め、SPACはより迅速かつ規制上の障壁が少ない形で公開市場にアクセスする手段として、たびたび利用されています。

Rippleはこの件について、まだ公式な発表を行っていません。関係者によると、資金調達の詳細や取引の正確な内容については、現在も協議中であり、変更される可能性があります。

もしSPACが実現すれば、新たな組織はXRPに特化した最大のデジタル資産トレジャリーとなり、同様のトレジャリー構築に関心を示している少数の企業の一つとなる可能性があります。注目すべき企業としては、Nasdaqに上場しているVivoPowerがあり、同社はサステナブルエネルギーソリューション企業からXRPに特化したデジタル資産企業へと転換しました。

その前には、シンガポール拠点のTrident Digital Tech Holdingsも同様の道を模索する意向を示していましたが、正式なトレジャリー構造はまだ現れていません。BitcoinやEthereum、Solanaなどのアルトコインとは異なり、XRPはデジタル資産トレジャリー投資家から同じレベルの関心を集めていません。

RippleがGTreasuryを買収

この最新の話題は、Rippleがシカゴ拠点のトレジャリーマネジメントプラットフォームで、160カ国以上に顧客を持つGTreasuryを10億ドルで買収したと発表してから24時間も経たないうちに浮上しました。crypto.newsが以前報じた通り、Rippleは規制当局の承認を条件に、今後数カ月以内に取引を完了する見込みです。

もしSPAC取引が実現すれば、RippleはGTreasuryの機能を提案中のデジタル資産トレジャリーに取り込むことを検討する可能性があります。GTreasuryのツール群には、キャッシュフロー予測、流動性管理、リスク監督、コンプライアンスなどが含まれており、企業トレジャリースタンダードに沿った大規模なXRP準備金の運用基盤を提供するのに役立つでしょう。

XRP価格は上昇せず

前日に日中高値2.46ドルを記録した後、XRP（XRP）の価格は下落を続けています。最新の噂により一時的な上昇が見られたものの、記事執筆時点ではそのほとんどの上昇分を失い、過去24時間で2.5%下落しています。