Polymarket、予測市場への関心急増を受け最大150億ドルの評価額で新たな資金調達を検討中：Bloomberg

Polymarketは現在、投資家と初期段階の協議を行っており、120億ドルから150億ドルの評価額で追加資金の調達を目指していると、Bloombergが事情に詳しい関係者の話として木曜日に報じました。

2020年に設立されたPolymarketは、ユーザーが政治、スポーツ、市場、文化など幅広いトピックに関して「はい/いいえ」の結果を取引できる、暗号資産ネイティブの予測市場を運営しています。

予測市場の競争はここ数ヶ月で激化しており、PolymarketとライバルのKalshiの両方が、業界の主流採用が加速する中で、評価額を高めながら投資家の関心を集め続けています。

Polymarket単独でも、6月にPeter ThielのFounder's Fundが主導した1億5000万ドルのラウンド後に12億ドルの評価額から、今月初めにはNYSEの親会社であるIntercontinental Exchangeが最大20億ドルの投資に合意したことが明らかになった後、90億ドルのポストマネー評価額にまで成長しました。この後者の取引により、Polymarketの創設者兼CEOであるShayne Coplanは、最年少の自力で億万長者となりました。

また、Bloombergは水曜日、匿名の情報筋の話として、米国規制下の予測プラットフォームKalshiが100億ドルから120億ドルの評価額で投資提案を受けていると報じました。これは、同社が50億ドルの評価額で3億ドル以上を調達してから2週間も経たないうちのことです。両社の取引量も急増しています。

The BlockはPolymarketにコメントを求めました。

予測市場の勢いへの賭け

先月、Polymarketは作成された市場数で過去最高を記録しました。この勢いを維持するため、Polygonベースの同プラットフォームは最近、Ethereum、Polygon、Base、Arbitrum、Solanaエコシステムの既存トークンに加え、bitcoinの入金サポートを導入し、さらに株式や指数のアップ/ダウン市場も開始しました。これにより、ユーザーは株式やベンチマークが設定された時間までに上昇するか下落するかに賭けることができます。

おそらくPolymarketにとって最も大きな追い風となるのは、米国市場への再参入でしょう。Coplanは先月、2022年に規制の不確実性から米国での運営を停止した後、同プラットフォームが再び米国で「稼働のゴーサインを得た」と確認しました。また、POLYトークンの発行も検討されている可能性があります。

さらに水曜日、Polymarketは、スポーツベッティング大手DraftKingsがRailbirdを買収した後に予測市場を開始した場合、指定クリアリングハウスとして機能すると発表しました。また、The Wall Street Journalによると、National Hockey LeagueはKalshiおよびPolymarketの両社と複数年のライセンス契約を締結したと報じられています。