Revolut、Blockchain.com、およびBitcoinアプリRelaiがMiCAライセンスを取得、Plasmaも続く見込み

Revolut、Blockchain.com、そしてスイス拠点のBitcoinアプリRelaiは、いずれもMarkets in Crypto Assets（MiCA）ライセンスを取得したと、各社が木曜日に発表しました。

すでに6,500万人以上の顧客にサービスを提供しているRevolutは、MiCAライセンスの取得により「欧州経済領域（EEA）の全30市場で包括的な暗号資産サービスを提供・マーケティングできるようになる」と述べました。今年初めに評価額が450億ドルを超えたロンドン拠点のフィンテック企業である同社は、3月に英国およびEEAのユーザー向けにモバイルアプリをリリースし、ユーザーが同社の暗号資産取引所Revolut Xにアクセスできるようにしました。

以前は、取引などのデジタル資産サービスへのアクセスを提供する一部の企業は、EUまたはEEA加盟国からバーチャル資産サービスプロバイダー（VASP）登録を取得していれば欧州で事業を展開できました。しかし、昨年末にMiCAが施行された後、新たに指定された暗号資産サービスプロバイダー（CASP）はMiCAライセンスの取得が求められるようになりました。多くの場合、新しい規制枠組みによりCASPには最大18か月の猶予期間が与えられ、更新されたライセンスの取得が可能となっています。

Revolutはキプロス証券取引委員会からMiCAライセンスを取得しました。Blockchain.comはマルタ金融サービス庁からライセンスを取得しました。

「この規制の明確化により、ヨーロッパ全域でサービスを拡大できるようになります。これには、安全なデジタル資産カストディ、機関投資家向けの財務管理ツール、EU市場向けにローカライズされた製品が含まれ、全加盟国でサービスの均一な提供が保証されます」とBlockchain.comは木曜日の声明で述べています。

スイス拠点のBitcoinアプリRelaiは、フランス金融市場庁（AMF）からMiCAライセンスを取得したと発表しました。

「私たちはMiCAライセンスを取得した最初のBitcoin企業の一つであることを非常に誇りに思っており、まずフランス、次にヨーロッパ全体への拡大を目指しています」とRelaiの共同創業者兼CEOであるJulian Liniger氏は声明で述べました。

MiCAライセンスを取得した他の暗号資産企業には、Kraken、Gemini、Bitvavoなどがあります。

ステーブルコインに特化したLayer 1ブロックチェーンであるPlasmaも木曜日、ヨーロッパでの事業拡大計画が進展していると発表しました。同社はイタリアでVASPライセンスを取得し、アムステルダムにもオフィスを開設したと述べています。MiCAライセンスの申請も進行中であるとPlasmaは述べています。

Plasmaは先月、メインネットをローンチしました。