米・インビクタス・ファーマシー（Invictus Pharmacy）、処方箋の支払いに仮想通貨決済を導入

米国の薬局チェーン店が処方箋の支払いに仮想通貨決済を導入

薬剤師が設立し、全米で認可を受けた薬局チェーン店であるインビクタス・ファーマシー（Invictus Pharmacy）は、処方箋の支払いに仮想通貨を導入する。

🚨 New Milestone Alert!
Invictus Pharmacy now accepts crypto payments for prescriptions — yes, that includes #XRP 💊
Crypto is no longer the future… it’s now. #XRPFam #Ripple #CryptoAdoption pic.twitter.com/b0yaoAy620

— ARAB ! (@XrpArab) November 13, 2025

米国の薬局チェーン店インビクタス・ファーマシーは、処方箋の支払いに全米認可薬局として初めて、決済オプションにデジタル資産を追加。すべての実店舗にて、イーサリアム（Ethereum/ETH）、ソラナ（Solana/SOL）、リップル（Ripple/XRP）に対応。2026年1月1日からは、同社のオンラインプラットフォームでも同様の決済オプションが利用可能になる。

同チェーン店による仮想通貨決済の導入は、より迅速な処理と透明性のあるオンチェーン記録を備えた代替決済手段を提供することを目指している。薬局のレジプロセスにブロックチェーンで保護された取引が導入され、リアルタイム決済、不正リスクの軽減、仮想通貨ネイティブの若年層消費者のニーズに応える代替決済手段が提供される。

また、同社はこの移行により、時間的制約のある処方箋の購入において、従来の銀行取引に伴う遅延が解消されると述べている。

ブロックチェーンベースの医薬品決済ネットワークの基盤構築

今回の仮想通貨の導入は、薬局ネットワークの管理部門であるInvictus Ventures Inc.が主導する取り組みの第一段階である。

同グループは、米国の処方薬エコシステム向けに設計されたブロックチェーン決済レイヤーを開発しており、これまで仲介業者、遅い償還サイクル、不透明な価格設定によって制約を受けてきた背景がある。この新ネットワークは、製薬会社、薬局、卸売業者、支払機関に対し、即時決済、自動リベートチェック、明確で透明性の高い支払い追跡を可能にするデジタルインフラを提供するように設計されている。

Invictusの経営陣は、この動きを、従来の薬剤給付管理会社と時代遅れの決済システムによって引き起こされている継続的なボトルネックへの直接的な対応であると説明。同社は、業界パートナーに対し、ステーブルコインやその他の仮想通貨をバランスシートや日常業務に取り入れることで、デジタルシフトへの準備を整えるよう促している。