勝率100%トレーダーが仕込む3つのアルトコイン｜ETHやSOLなど

オンチェーン分析プラットフォームのLookonchainが、勝率100%を誇っていた著名トレーダーの動向を報告した。

同トレーダーは、ビットコイン（BTC）と主要アルトコインに対し、総額4億ドル規模のロングポジションを構築していた。

21日間で14連勝を達成し、約2500万ドルの利益を実現。

しかし11月5日、全ポジションが強制清算され、4467万ドルが消失する結末を迎えた。

ETH・SOL・HYPEなどアルトコインに巨額投資

Lookonchainのデータ によると、ウォレットアドレス「0xc2a3」で知られるこのトレーダーは、ハイパーリキッド上で複数の主要銘柄に集中投資を行っていた。

10月30日時点のポジションは、ビットコイン（BTC）1070枚、イーサリアム（ETH）3万9000枚、ソラナ（SOL）56万9050枚だ。

さらに 将来性が高いソラナ を184ドルで4万枚追加する指値注文も出しており、暗号資産（仮想通貨）市場の反発に強い自信を示していた。

11月3日時点では総ポジションが4億600万ドルに達し、BTC、ETH、SOLに加えてハイパーリキッド（HYPE）のロングも保有。

一時は含み益が3300万ドルを超えていた。

連勝記録の終焉

しかし市場は急転直下の展開を見せる。

10月31日、含み損は1800万ドル超に達した。

その後相場が反発し、11月3日午前8時には含み損が198万ドルまで縮小。

あと一歩で損益分岐点だったが、ポジションを縮小しなかった。

わずか3時間後、相場は再び下落に転じ、4つのロングポジションすべてが再び含み損となる。

11月4日未明、ついに連勝記録が途絶えた。

BTC、ETH、SOLの計2億5800万ドル相当を損切りし、1565万ドルの損失を確定。

そして11月5日、全ポジションが強制清算され、口座には約140万ドルの証拠金しか残らなかった。

14連勝で得た1583万ドルの利益と当初の元本2876万ドル、合計4467万ドルがたった一度の敗北で消え去っている。

レバレッジ取引が示す教訓

この結末は、レバレッジ取引のリスクを如実に示すものだ。

ハイパーリキッドの取引履歴を見ると、伝説的なトレーダーのほとんどが同様の結末を迎えている。

James Wynnは一時8700万ドルの利益を出しながら最終的に2177万ドルの損失を被り、qwatioは300万ドルで一時2600万ドルを稼いだが全てを失った。

どれほど優れた実績を持つトレーダーでも、市場の急変動には抗えない。

一方で、このトレーダーが注目した アルトコイン 自体は依然として市場の関心を集めている。

将来性が高いイーサリアム やSOLは注目プロジェクトであり、レバレッジを使わない現物投資であれば異なる結果になっていた可能性もある。

2880万ドル調達、BTCレイヤー2銘柄に熱心戦

市場全体の方向性が定まらない中、投資家の関心は単なる価格投機から実質的なユースケースを持つプロジェクトへとシフトしつつある。

特にビットコインのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2ソリューションへの期待が高まっており、 Bitcoin Hyper（HYPER） が注目を集めている。

Bitcoin Hyperは、ビットコインネットワーク上で高速かつ低コストな取引を実現するレイヤー2プロジェクト。

ソラナ仮想マシン（SVM）を活用し、スマートコントラクト機能やDeFi対応を可能にする設計となっている。

同プロジェクトのプレセールはすでに2880万ドル（約45億円）を調達済み。

クジラ投資家からの流入も相次いでおり、過去12時間だけで1万2000ドル超の大口購入が確認された。

現在のプレセール価格は0.01333ドルで、ステーキング報酬として約40%のAPYを提供。

13億以上のHYPERトークンがすでにステーキングされており、2025年末までのDEX上場を予定している。